運営者について紹介します。

10/21にGOOD DESIGN AWARD 2023の授賞式が開催されました。
事業着手から竣工まで３年超の月日をかけて、大切に温めてきたプロジェクトが、社会的認知度の高い賞を受賞することができ、大変うれしく思います。

せっかくの機会なので、私ども運営者のご紹介をさせていただきます。
私（沼野井百合）はオーナーの孫で、夫の沼野井諭とともにこの建物の企画・設計・運営を担っています。
私たちは共に東京工業大学建築学科を卒業後、夫は都内の一級建築士事務所での勤務を経て一級建築士事務所NUMANOI Inc.を開業、私はリスボン工科大学への留学を経て東京大学大学院にて都市計画を専攻後、都内の組織設計事務所にて都市計画コンサルタントとして勤務しています。
建築家と都市計画コンサルタントとして、同じ建築系の職能でありながら普段は全く異なるスケールやフェーズでそれぞれ実務に取り組んでいますが、今回は初めて実施プロジェクトでの協業となりました。
TONARINIでは、自習室に通い詰めた受験生時代から、東工大建築学科での製図室生活、リスボン留学での寮生活など、私たちの学生生活を振り返りながら、学生の方々のライフスタイルに寄り添う住まいづくりを目指しています。
一般的に、企画者・設計者は建物竣工後はその役目を終えますが、私たちはその後の長い年月をかけて空間の形だけでなく“質”のデザインを実践し、発信していきます。